法人税

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減価償却方法の選定

法人税法は減価償却資産の償却方法を定めています。その主な償却方法が「定額法」と「定率法」です。今回は、資産別の償却方法を解説したいと思います。各種資産の減価償却方法減価償却資産を①建物、②建物付属設備及び構築物、③①と②以外の有形減価償却資...
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使途不明金と使途秘匿金

「使途不明金」とは、「金額や支払先は判明しているけれど、支払いの目的が不明なお金のこと」を言います。噛み砕いて言うと「事業との関連性を証明できない支出のこと」です。そのような支出は収益獲得のための費用とはみなされず、損金算入できません。今回...
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10万円・20万円・30万円で線引きされる 少額減価償却・一括償却・中小企業者等の特例を比較解説

法人が減価償却資産を取得した場合、原則として一旦資産計上し、減価償却を通じて将来的に費用として配分します。しかし全ての減価償却資産について原則的な減価償却方法によることは、事務的なコストが増えます。そこで少額の減価償却資産は重要性も乏しいの...
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企業会計上の繰延資産と税法固有の繰延資産

「繰延資産」とは「すでに支出は完了したが、その支出の効果が将来に渡って続くと見込まれる場合に、その支出を資産計上したもの」です。つまり「支出を費用計上しないで一旦資産計上し、将来に渡って費用配分する」ということです。減価償却と似ており、支出...
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会計上と税法上の減価償却費のズレは最終的に一致する仕組み 

法人税法を学習すると、必ず出てくる論点が「減価償却」です。会計上の減価償却費は、税務上の減価償却費(償却限度額)の範囲内で損金算入されます。たとえば、会計上の減価償却費120円、税務上の減価償却費である償却限度額が100円の場合、会計上の減...
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交際費等の線引きのポイント

法人税法では、交際費等の費用と交際費等に隣接する費用があります。両者の線引きはとてもややこしく「すっきりしない、腑に落ちない」と感じる人も多いと思います。私もそのうちの一人であり、この点についてじっくりと考察しました。するとある程度線引きの...
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外国税額控除

この記事では、外国税額控除の概要を説明します。自分の学習用のための説明であるため、説明不足や誤りがあるかもしれませんがご了承ください。二重課税の仕組みとその排除日本企業が海外に支店を持つ場合、海外支店が得た所得は海外で課税されます。他方、日...
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圧縮記帳(直接減額方式と積立金方式)

圧縮記帳が苦手で、何度学んでも定着しませんでした。原因は「本質を理解していなかった」ことだと思います。しかし、法人税と絡めて学ぶうちに少し理解できた気がするので、その感覚をこの記事に残します。説明に不足や誤りがあるかもしれませんが、ご了承く...