法人税

オウブンシャホールディング事件と法人税法22条2項の「その他の取引」

オウブンシャホールディング事件最高裁判決(最判平成18年1月24日訴月53巻10号2946頁)は新株の有利発行に関する事件です。この事件の解決のカギとなるのが、「法人税法22条2項(その他の取引)」となります。一見、株式の有利発行と益金の規...
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法人税法22条2項(益金に係る規定)や法人税法37条1項(寄附金の損金不算入規定)と租税回避行為の関係性

法人税法22条2項および37条1項は、法人課税における最も基本的な規定であり、その適用場面は現実の取引世界に無数に存在します。では、そのような無数にある場面で、適切に22条2項や37条1項が適用されて、これらの法律が適用される企業間で課税上...
法人税

一段階説とは何か― 無償・低額・高額取引を「正常な価格」に引き直す立法論(法人税法22条2項)

法人税法22条2項は、法人に益金が生じる取引として、「有償による資産の譲渡」「有償による役務の提供」「無償による資産の譲渡」「無償による役務の提供」「無償による資産の譲受け」などを掲げています。そして実際の取引の場面においては、常に正常な対...
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無償による資産の譲受けと無償による役務の享受の比較

法人税法22条2項において、益金が生じる取引として規定されているのが「有償による資産の譲渡」、「有償による役務の提供」、「無償による資産の譲渡」、「無償による役務の提供」、「無償による資産の譲受け」の5つです(22条2項に規定する「その他の...
法人税

低額譲渡と低額譲受け(法人税法22条2項)

法人税法22条2項において、益金が計上される取引は「有償による資産の譲渡」、「有償による役務の提供」、「無償による資産の譲渡」、「無償による役務の提供」、「無償による資産の譲受け」の5つです(「その他の取引」を除く、下図の★印のついた取引)...
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無償で資産を譲渡しても、無償で役務を提供してもなぜ益金が発生する?法人税法22条2項の無償取引課税

法人が営利活動として通常行う取引が下図の8パターンの取引です。そのうち「無償取引」は下図の□の4パターン、「無償による資産の譲渡」「無償による役務の提供」「無償による資産の譲受け」「無償による役務の享受」です。そしてこの4パターンの無償取引...
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法人税における期末時価評価

法人税法22条2項を見ると、益金が生じるのは「資産を譲渡した時」となっています。つまり法人税法は、資産を譲渡した時にキャピタルゲイン(資産の含み益)に課税するという「実現主義」を採用していることが分かります。資産を保有し続ける状態で生じてい...
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法人税法22条2項の「資産」には金銭が含まれるのか

法人税法22条2項の条文上、「資産」という文言が複数回登場します。それでは、この22条2項の「資産」には「金銭」が含まれるのでしょうか?法人税法22条2項に規定する「有償による資産の譲渡」の「資産」は「金銭」ではなく「現物」を想定している法...
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益金はいつ生じるのか――法人税法22条2項が定める益金発生の5形態

どのような場面で益金が生じるのか?これについては法人税法22条2項において、益金が発生する5形態が示されています。今回は、法人税法22条2項が定める益金発生の5形態を中心に解説します。益金を計上するまでの大まかな流れ法人税額を計算するための...
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収益・費用と益金・損金のズレを調整する3つのタイミング

法人税額の計算の基礎となる法人所得(益金と損金)は、税法上これを直接算定するのではなく、企業会計または会社法会計に基づいて算定された会計上の収益および費用を出発点として求めます。その上で、当該収益・費用に法人税法における別段の定めに基づく加...