法人税

事業体に対する3つの課税方法(法人課税、パス・スルー課税、分配利益損金算入型)

人が何らかの経済活動を行うとき、多くの場合、まずは事業体を作ります。たとえば、法人や組合などの事業体を作ります。そのような事業体を作った上で活動した方が効率よく目的を達成できるため、人は事業体を作るのだと思われます。そして、歴史の中で様々な...
法人税

同族会社の行為計算否認規定(法人税法132条)とユニバーサルミュージック事件

同族会社が租税回避のための行為や計算を行った場合、それを税務署長が否認して引き直し課税するための一般的規定として、同族会社の行為計算否認規定(法人税法132条)が設けられています。今回はこれについて解説します。同族会社の行為計算否認規定(法...
法人税

組織再編税制⑧(株式交付税制)

株式交付制度は令和元年12月4日に可決成立した会社法上の制度であり、令和3年3月1日から施行されています。これに伴い、当該株式交付制度に係る「株式交付税制」が租税特別措置法において規定されました。今回は会社法上に規定された「株式交付制度」と...
法人税

組織再編税制➆(スクイーズアウト税制など)

「スクイーズアウト」とは、日本語にすれば「少数株主の締め出し」です。ある親法人が子法人の少数株主を締め出して完全子法人にしたいと思ったときに行われるのが「スクイーズアウト」です。今回はこの「スクイーズアウト」とこれに係る税制である「スクイー...
法人税

組織再編税制⑥(スピンオフ税制)

たとえば、「法人内部にA事業、B事業、C事業があって、A事業を当該法人から切り離して完全に独立させること」または「完全親会社が完全子会社を切り離して完全に独立させること」を法人が望んだとします。このような「ある事業を切り離して完全に独立させ...
法人税

組織再編成税制⑤(ヤフー事件最高裁判決と132条の2)

組織再編税制には、組織再編成の分野における一般的否認規定として法人税法132条の2が設けられています。税務署側が、納税者の行為や計算につき適正かどうかを判断する際には、一般的に次の3つのステップで検討が行われ、一般的否認規定である132条の...
法人税

課税繰延

適格組織再編成の課税上の効果は「課税繰延」と言えます。すなわち、組織再編成の段階で通常の法人税を適用すると課税されるような場合に、「適格」と判定されたなら課税繰延を認めることで、法人の機動的な組織の再編を阻害しないようにしているのです。この...
法人税

組織再編成税制④(組織再編成の課税上の効果)

組織再編成を行うと、当該組織再編成に係わる当事者には様々な課税関係が生じます。今回は組織再編成を行った場合に、その当事者にどのような課税効果が生じるのかを見ていきます。確認する組織再編成は「合併、適格現物分配、株式交換」です。もう少し細かく...
法人税

組織再編税制➂(三角組織再編成)

今回で組織再編税制の3回目となります。3回目は三角合併(三角組織再編成)を中心に説明します。組織再編成の対価をめぐる法制度の変遷今回は三角合併を中心に解説しますが、その中で一番に注目すべきポイントが「組織再編成の対価」です。たとえば、吸収合...
法人税

組織再編税制②

今回は組織再編成➁ということで組織再編成①の続きということになります。適格組織再編成と認められるまでの流れ(パート1)組織の再編を行う法人が基本的に目指すのは「適格組織再編成」に該当することです。なぜなら「適格組織再編成」に該当すれば、組織...